整形外科

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
骨粗しょう症になっても痛みはないのが普通です。しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、せぼね(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨(とうこつ)遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)などです。
骨折が生じると、その部分が痛くなり動けなくなります。また、背中や腰が痛くなった後に、丸くなったり身長が縮んだりします。
体の中の骨は生きています。同じように見えても、新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。骨粗しょう症は、このバランスが崩れることでおこり、骨がスカスカになってきます。
骨粗しょう症は特に女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられています。
診断はエックス線(レントゲン)検査でも可能です。
骨の量や成分(骨密度)を測定するためには、デキサ法(2重エネルギーエックス線吸収法)、超音波法、MD法、CT法といった詳しい検査があります。

リハビリテーション

リハビリテーションとは、神経、筋、骨格の異常にもとづく運動機能障害者や心血管系の障害からの治療促進やがん症例における機能改善など幅広い対象に対して、医学的治療や治療的訓練を実施することです。
当院では患者さまに合わせながら、牽引や温熱療法、電気療法などをおこなっております。

ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器の障害により“要介護状態にある”か、“要介護になる危険の高い状態”の事を指します。

下記に、ご自宅でできる簡単なチェック項目がありますので、一つでも当てはまる項目がある方は、一度お越しください。
1.家の中でつまずいたり滑ったりする
2.階段を上るのに手すりが必要である
3・15分くらい続けて歩くことができない
4.横断歩道を青信号で渡りきれない
5.片脚立ちで靴下がはけなくなった
6・2kg 程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
7.家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)

手足のしびれについて

・手のしびれ
脳梗塞や脳出血など脳の障害で起こるもの、頚椎(けいつい)症や頚椎(けいつい)椎間板ヘルニア、後縦靱帯(じんたい)骨化症(靱帯(じんたい)が骨のように固くなり神経を圧迫する病気)など頚椎(けいつい)の障害で起こるもの、肘や手首で末梢(まっしょう)神経が圧迫されて起こるもの(肘部管症候群、手根管症候群など)、糖尿病やビタミンB1の欠乏で起こるものなどが考えられます。
脳が原因でしびれる場合は、片側の手足のしびれが同時に起こることが多く、顔がしびれることもあります。頚椎(けいつい)の障害で起こるしびれは、頚椎(けいつい)を動かすことにより強くなり安静で軽くなることが多いです。また、障害が進行すれば手足両方に出現することがあります。
肘部管症候群(肘の内側で神経が圧迫される)では、前腕の小指側と薬指の小指側と小指がしびれることが多く肘の運動によりしびれが強くなることが多いです。壮年男性に多く、しびれだけではなく、親指と小指でのつまみ動作が困難になったり、手の筋力が弱って薬指と小指の変形が起こることがあります。手根管症候群(手首の手のひら側で神経が圧迫される)では、親指、人さし指、中指と薬指の親指側がしびれたり痛んだりすることが多く、手を使うと強くなることが多いです。女性に多く、夜間就寝時や早朝にしびれが増強することがあります。また、手だけでなく、前腕、肘、肩の痛みを訴えることもあります。
糖尿病やビタミンB1欠乏で起こるしびれは、身体の動きとは無関係で、両手両足に起こることが多いです。

・足のしびれ
脳梗塞や脳出血など脳の障害で起こるもの、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症(変形した背骨や椎間板などで神経が圧迫される病気)など腰椎の障害で起こるもの、足首で末梢(まっしょう)神経が圧迫されて起こるもの(足根管症候群)、下肢の動脈が詰まり、血行障害で起こるものなどが考えられます。
腰椎の障害で起こるしびれは、歩行など腰に負担がかかると強くなることが多く、痛みを伴うことが多いです。足根管症候群は、足首の内側で神経が圧迫されて起こり、足首の内側から足の裏にかけての痛みとしびれが見られ、安静や挙上により軽くなることが多いですが、中には夜間や就寝時に症状が強く、日中の活動時に症状が軽快する例もあります。
血行障害で起こるしびれは、動くと強くなり安静で軽くなることが多いです。